読書週間のポスター

【シチュエーション】
大手書籍メーカーから「読書週間のポスターの制作を依頼された」と想定して、
この作品を製作しました。主に書店の店舗の壁に貼るポスター、という注文です。

【仮想の依頼元】岩丸書店(大手書籍メーカー)

【担当】ポスターのデザイン

【デザインの目的】
統計によると、1か月間に本を買う回数が1番多いのは30代の女性。
そのため、30代女性をターゲットにして、読書週間期間中に書店に足を運び、
本を購入してもらうことを誘導する。また、読書への啓発につながるデザインとする。

【ペルソナ設定】
琴川 清美(ことかわ きよみ)。33歳の女性。オーガニックの食品、化粧品会社の社員。
年収は約400万円。
本が大好きで小説もビジネス書もよく読む。休日は読書に時間をあてることが多い。
意識は高いほうだと自分でも思う。ただ、キャリアアップやおしゃれにも関心があるけれど、
ビジネスや財テクとは離れた、心に残る文学作品が1番好き。過去の名作も、現代の作家の作品も、
どちらもよく読んでいる。また文化、芸術についての造詣についても、もっと身に着けたいと
考えている。

【製作にあたって】
30代の女性がターゲットなので、

・華やか

・落ち着いた雰囲気

・読書の秋

という3つのイメージに合う配色とデザインを心がけました。
「本とバラ」は一見、関係なさそうな組み合わせですが、若い女性がターゲットだと
違和感がなく、美しさと知性の両方の演出が可能となりました。
配色には落ち着いた赤をメインとして、黒と白をアクセントに加え、秋らしいイメージを
演出しています。

【実装について】
書店の壁に貼られるポスターなので、大きくて見やすく、目に飛び込んできやすい
デザインを心がけました。フォントは「文学」をイメージしやすい明朝体を選び、
「この秋、出会いたい一冊」という、感動する本と出会えた喜びが味わえる期待感が
持てるキャッチフレーズをつけました。

さらにイメージが硬くなりすぎることを避けるために、英数字には流れるような筆記体を選び、
読書する女性とバラのシルエットを配置して、おしゃれな雰囲気も演出しました。

【製作時間】6時間

【使用ソフト】Photoshop・Illustrator