腕時計のバナー

【シチュエーション】
大手百貨店より【腕時計フエア開催の広告バナーを依頼された】と想定して作りました。

【仮想の依頼元】松越デパート(老舗の百貨店) 

【担当】バナーデザイン

【デザインの目的】
デパートの1階で、腕時計のフェアを開催する。3万円程度の商品から、50万円以上、あるいは
100万円以上する高級腕時計まで幅広く扱うが、できるだけ高級品が購入可能な富裕層を多く
呼び込みたい。

【ペルソナ設定】
井原 晋(いはら すすむ)。男性。45歳。東京の一流ホテル企業に勤める会社役員。
年収は約1300万円。家族構成は妻と子ども1人。子どもは中学1年生の女の子。
都内の有名私立中学に通っている。
妻は42歳。音大の声楽科出身。現在はプレイベートで歌やピアノの教師をしている。

晋はおしゃれに関心が高い。スーツはもちろん、腕時計、ベルト、靴といった小物にもこだわりを
持っている。ホテル業界で仕事をしているため、見た目はビジネスシーンに影響する、と考えて
いる。だから決して気を抜かない。

それに腕時計を集めるのは自分の趣味でもある。高級な腕時計は「男を上げるステータス」
だと思っているし、自分が気に入っている腕時計をつけていると気分も上がり、仕事や生活が
うまくいくような気がする。

また、娘も中学生になり親離れが進んできた。昔はしょっちゅう「パパ、パパ」と甘えてきて
くれたのに、最近はあまり寄ってこなくなった。年頃なのか、同じクラスに気になる男子生徒
がいるようだ。大人になってくれるのは嬉しいが、やはり寂しい。本音では、まだまだ娘に
「パパ、カッコいい」と言わせたい。

【製作時間】5時間

【製作にあたって】
できるだけ、写真が持つ高級感や質の高さを失わないデザインにすることを心がけました。
“シンプルだけど印象深い作品”に仕上げることを念頭に置いて作成しています。

【実装について】
まずはバナーを目にしたときに、瞬時に「高級な腕時計」というイメージを持ってくれる
ようにするため、LightRoomを使って写真を明るく鮮明にしました。

その後はPhotoshopで色相を調整。【紺色】という暗めの色調の中に、気品や落ち着き、
ステータス感が出せるように工夫しました。

なぜ紺色をベ-スにしたのか? その理由は、仕事ができる男性は、紺色の高級なスーツを
ビシッとカッコよく着こなしていることが多いからです。

さらにはIllustratorを使い、背景に薄くグラデーションを入れて印象を強めました。
また、「ビジネス英語が使いこなせる」というカッコいいイメージを持たせるために
【Men’s fashion is determined by watches(男のおしゃれは時計で決まる)】と、
英語表記を入れて「デキる男感」「ステータス感」を持たせています。

【使用ソフト】LightRoom・Photoshop・Illustrator